いつも応援いただき、ありがとうございます。NPO法人みちのくトレイルクラブの板谷です。早いもので、2月も終盤に差し掛かっております。
みちのく潮風トレイル沿線の太平洋沿岸は、極寒という印象の東北地方の中でも、比較的温暖で降雪も少なく歩きやすい、とハイカーの皆さまにお伝えしていることが多いのですが、今年の冬はこちら名取市でも良く雪が降り、例年通りとは言えないとても寒い2月になっています。
とは言え、日が徐々に長くなってきて、少しずつ春が近づいてきていることが感じられる今日この頃でもあります。
そんな名取トレイルセンターから、春の訪れを楽しみにしつつ、2022年2月のメールニュースをお届けします。
目次
- オンライントークイベント「みちのく潮風トレイルを歩こう!」が開催されました
- 「こちら名取トレイルセンター仙台駅前出張所!」S-PAL仙台にブース出展します
- 石巻と名取でブロックフォーラムを開催します
- ハイカートークイベント「Continental Divide Trail」〜Long Distance Hiking 2021〜を開催します
- 長距離自然歩道 懇談会「今、長く歩く、ということ」開催のお知らせ
1. オンライントークイベント「みちのく潮風トレイルを歩こう!」が開催されました】
先月のメールニュースでもお伝えしました、オンライントークイベント「みちのく潮風トレイルを歩こう!」が2月5日(土)に開催されました。
四角友里さん、高橋庄太郎さん、土屋智哉さん、環境省東北地方環境事務所自然保護官の渡邉元継さんにご出演いただき、みちのく潮風トレイルについて、歩いた時のエピソード、このトレイルへの想いなど、いろいろと深いお話を伺うことが出来ました。
当初予定していた東京都内でのイベントが中止になってしまったことは残念ですが、オンライントークイベントに変更になったことで全国の方にもご視聴いただくことが出来、ライブ配信時には約160名の方にご視聴していただきました。
このトークイベントは、現在YouTubeのアーカイブでも視聴可能で、現在約1600回の視聴回数になっています。
最後の方では、土屋さんから嬉しいサプライズ発言が飛び出したりしますので、まだご覧になられていない方は、ぜひご覧になってください。
2. 「こちら名取トレイルセンター仙台駅前出張所!」S-PAL仙台にブース出展します
オンライントークイベントに続き、みちのく潮風トレイルをより多くの方に知っていただくため、仙台駅隣接のエスパル仙台にてみちのく潮風トレイルの特設スペースを設け、環境省レンジャーと名取トレイルセンタースタッフによるPR活動を行います。
資料の展示、映像の上映などの他、みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンターで5月下旬まで参加できる抽選会で「ハイキングマップブック」や「Tシャツ」などのオリジナルグッズが当たる、「抽選券」もお配りします。
お買い物、通勤、通学のついでに、是非お立ち寄りください。
◇開催日時:2022年2月25日(金)〜27日(日)11:00〜19:00
場所:エスパル仙台東館 青の葉デイリーマーケット脇 特設スペース
「こちら名取トレイルセンター仙台駅前出張所!」に関する詳細はこちら
3. 石巻と名取でブロックフォーラムを開催します
みちのくトレイルクラブでは、全線開通した2019年から、各地でみちのく潮風トレイルについてよりよく知っていただくために、ブロックフォーラムという会をトレイル沿線で開催してきました。最終年度となる今年度も、岩手県岩泉町、田野畑村、洋野町、宮城県気仙沼市にて開催してきましたが、今月はいよいよラスト2回が、牡鹿半島ビジターセンターと名取トレイルセンターを会場として開催されます。
◆宮城県石巻市、女川町ブロックフォーラム
(開催場所:牡鹿半島ビジターセンター)
第一部では、南三陸・海のビジターセンター/石巻・川のビジターセンターのスタッフが撮影した動画を流しながら、石巻市、女川町のルートの魅力を紹介します。
第二部では、「ヒルは木から落ちてこない。」(山と渓谷社)の著者、樋口大良さん、子どもヤマビル研究会の皆さまにオンラインで登壇していただき、「トレイルを悩ますヤマビルを知ろう!」をテーマに、ヤマビルと共存してこのエリアのハイキングを楽しむことを考えていきます。
◇開催日時:2022年3月13日(日)13:30〜15:30
会場参加 会場:牡鹿半島ビジターセンター
定員:30名
お申し込み方法:南三陸・石巻フィールドミュージアムプログラムのお申し込みページから3月13日を選択し、お申込みください。
オンライン参加 「みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンター」YouTubeチャンネルよりご視聴ください。
配信開始:2022年3月13日(日)13:30〜
このブロックフォーラムについての詳細はこちら
◆名取トレイルセンター ブロックフォーラム
第一部のフォーラムでは、2021年夏からセクションハイクでみちのく潮風トレイルを歩き続けているハイカーのご夫婦、濱口哲さん、聡子さんをゲストスピーカーに迎えての「私たちが歩き始めたみちのく潮風トレイル」、ハイカーズデポ代表で当法人の理事でもある、土屋智哉による「1,000kmの歩き方」、というふたつのタイトルでみちのく潮風トレイルについて語っていただきます。
午後の第二部では、名取トレイルセンター周辺の7〜8kmのコースをみんなでゆるゆると歩きます。登壇された濱口さんご夫妻、土屋を交えて、参加者の方たち同士でハイキング談義などを楽しみながら、春の午後にシティーハイクを楽しみます。
このブロックフォーラムについての詳細はこちら
4. ハイカートークイベント「Continental Divide Trail」〜Long Distance Hiking 2021〜を開催します
アメリカのロッキー山脈をなぞるようにメキシコとカナダを縦断して通る、5000kmに及ぶロングトレイル、コンチネンタル・ディバイド・トレイル(Continental Divide Trail)。2021年の春から秋にかけてこのトレイルをスルーハイキングで歩いた、みちのくトレイルクラブのスタッフ丹生茂義が、アメリカでの半年間のトレイルライフを語る、というトークイベントを開催します。詳しくはこちら
◇開催日時:令和4年(2022年)3月12日(土)14:00〜15:30
場所:名取トレイルセンター 講義室
定員:15名
参加費:無料
丹生は、北米の三大トレイルと呼ばれる、パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)、アパラチアン・トレイル(AT)、コンチネンタル・ディバイド・トレイル(CDT)を全て歩いた「トリプルクラウナー」でもあります。
北米のロングディスタンストレイルについていろいろと話を聴ける、貴重な機会です。ぜひお出かけください。
5. 長距離自然歩道 懇談会「今、長く歩く、ということ」開催のお知らせ
日本の長距離自然歩道が作られるきっかけになった、アメリカのアパラチアントレイルの構想から100年目を迎え、スルーハイカーだけでなく地域の方など多くに親しまれ、育まれています。日本の長距離自然歩道の歴史はそのまだ半分ですが、この先100周年に向けた50年、歩むべき道を探るための懇談会として、「今、長く歩く、ということ」が開催されます。主催は環境省自然環境局国立公園課、企画運営はいつもお世話になっている(一社)トレイルブレイズハイキング研究所です。
みちのく潮風トレイルをさまざまな形で応援してくださってきた皆さんが登壇されます。基調講演では、これまで50年間の長距離自然歩道の変遷を学ぶこともできます。なぜ、一本の道としてつながらず、細切れになってしまったのか?過去を知り、今に取り組み、未来をつくる。たくさんの方々の努力の集積が今のみちのく潮風トレイルです。みちのく潮風トレイルが100年先に続くためにも、皆さんと一緒に考える機会になれば嬉しいです。
◇開催日時:2022年3月5日(土) 14:00〜17:00
開催方法:オンラインにて開催
アクセス先:https://youtu.be/czw_EfkK0fs
〈お申し込み不要〉
この公開懇談会に関する詳細はこちらです
みちのく潮風トレイルは、「東北太平洋岸自然歩道」という名の長距離自然歩道でもあります。オンライン配信で、皆様からの意見も積極的に聞かせてもらいたい会とのこと。ぜひご視聴ください。
編集後記
3月は、みちのくトレイルクラブとしてもいろいろなイベントが目白押しとなりますが、春のハイキングシーズンに向けて、なにかモチベーションを上げるお手伝いが出来ればと思っています。
名取トレイルセンター野営場は、プレオープンの段階ではありますが、キャンプを楽しみにいらっしゃる地域の皆さまで、毎週末賑わいを見せています。トレイルセンター敷地内の園庭の整備工事も2月から始まり、芝生を張る作業が進んでいます。本格的に春が訪れる4月には、青々とした芝生で皆さまをお迎えすることが出来ることと思います。
コロナウィルスの感染拡大はまだまだ予断を許さない状況ですが、皆さまの笑顔にお会い出来る日を楽しみにしております。
今月も最後までメールニュースをお読みいただきありがとうございました。