いつも応援いただきありがとうございます。NPO法人みちのくトレイルクラブの関です。日差しも強く、緑も濃くなり、そして梅雨にも入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか？少しずつ来館者が戻ってきたトレイルセンターから、メールニュースをお届けします。
＜目次＞
- 移動自粛要請解除後のみちのく潮風トレイルについて
- 令和2年度通常総会を開催しました
- みちのく潮風トレイル全線開通1周年記念イベント開催中です
- サテライト連絡会、地域連絡会を開催中です
- 整備ボランティア募集中です
1. 移動自粛要請解除後のみちのく潮風トレイルについて
令和２年5月27日に緊急事態宣言が全国的に解除され、6月19日に県をまたぐ移動自粛解除、それ以降県外への観光も段階的に緩和されつつあります。そうした状況をふまえつつ、当法人では、みちのく潮風トレイルを歩くことを心待ちにされている方々に、現在、以下のようなお願いをしております。一部抜粋してお知らせいたします。「盛大にお迎えする声を上げられる状況とは言いがたいですが、少しずつ、ハイカーの皆様に戻ってきていただければと願います。」「みちのく潮風トレイルは自然の中を歩きながら町から町をつないで歩くトレイルです。たくさんの地域の方々の営みがあり、その全てがこのトレイルの魅力でもあります。地域にお邪魔させていただき、地域の方々に支えられて初めて、このトレイルは未来につないでいくことができます。ここに暮らす地域の人々と、ご自身の健康を守ることを最大限考慮していただき、「感染させない」「感染しない」行動を取っていただけますよう、引き続きお願いいたします。」全文は、当法人フェイスブックでお知らせしておりますので、ご一読いただければ幸いです。
2. 令和2年度通常総会を開催しました
設立してから4年目を迎えた当法人では、令和２年5月30日に通常総会を開催しました。感染拡大防止のため、一堂に会すことは避け、初のWEBによる総会といたしました。北は北海道、宮城、埼玉、東京、群馬、長野など、各地から正会員、応援会員にご参加いただきましたが、返って多くの会員にお目にかかることができました。ご多忙の中、皆様にご参加いただいたこと、心より御礼申し上げます。その詳細はフェイスブックをご覧ください。
昨年度は、みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターが開所し、その運営を開始しました。みちのく潮風トレイルの全線開通式典の開催、データブックの完成、アウトドアギアの提供とともにハイキングカルチャーを発信する売店「TRAIL GATE」の開店、様々なイベントの開催などに挑戦しました。大型ゴールデンウィークやトレイルセンターがある閖上のまちびらきもあり、トレイルセンターには多くの方にお越しいただき、たくさんのハイカーにも出会うことができました。その一方で、令和元年東日本台風、新型コロナウィルスなど、想定外の出来事により、トレイルをお勧めできない状況が続きましたが、今年度も、会員の皆様のご協力、ご支援のもと、トレイル沿線の関係者とともに、みちのく潮風トレイルの持続可能な運営に取り組みながら、新たな挑戦を続けていきたいと思います。
東日本大震災から10年という節目を迎える今年度、東北の復興事業としてスタートしたみちのく潮風トレイルも地域に貢献し、社会に東北の豊かさと多くの経験を還元できるよう取り組んで参りたいと思います。皆様には、引き続き応援していただければ幸いです。
3. みちのく潮風トレイル全線開通1周年記念イベント開催中です
令和元年6月9日に「みちのく潮風トレイル」が全線開通して、先日1周年を迎えました。それを記念した展示を、みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターで開催しております。この１年間の出来事を振り返り、トレイル沿線の4県28市町村の紹介、トレイルを歩き終わった＆歩いている途中のハイカーから寄せられたメッセージ紹介、などを写真等のパネルにしてトレイルセンター内で展示しています。スタッフ一人一人が想いを込めてこの展示を作成しましたが、たくさんの皆さまに支えられているトレイルであることを改めて感じることができました 。その詳細はフェイスブックをご覧ください。
徐々に遠方のお客様にお越しいただけるようになると思いますが、この展示はしばらくの間（年内いっぱいくらい？）続ける予定です。遠方の皆さまも、ぜひトレイルセンターにお立ち寄りください。
4. サテライト連絡会、地域連絡会を開催中です
みちのく潮風トレイルを多くの方々に常に歩いていただけるように、サテライト施設の職員や道の管理者である地方公共団体のトレイル担当者、環境省職員など、トレイル運営側の関係者が集まる会議（サテライト連絡会、地域連絡会）をそれぞれ年2回開催しています。その第１回をサテライト連絡会は先日２２日、２３日に久慈市で開催し、地域連絡会は６月下旬から７月上旬にかけてトレイル沿い６カ所で開催しています。4県28市町村にわたる広域的な取り組みですので、顔の見える関係性づくりが最も重要です。参加者には、人事異動が繰り返される行政職員が含まれていますが、異動したとしても滞りなく運営されるように、行政職員を始め地域関係者との関係を維持することが、みちのく潮風トレイルを一本に繋ぎ続ける重要な鍵ともいえます。統括本部を仰せつかっている当法人は、サテライト施設職員とも密な関係性を築くと共に、各地の行政担当者、地元事業者、住民との繋がりを増やし、それをより強固なものにしていく役割を担っております。
5. 整備ボランティア募集中です
未舗装道を多くの方々が歩き、道が踏み締められてくると、次第に草も生えてこなくなるのですが、まだまだ踏み固められていない道があるみちのく潮風トレイルでは、定期的に草刈り等の整備をしないと、道が不明瞭になってしまいます。そんな整備作業等をお手伝いくださる方（ボランティア）を随時募集しております。登録していただきますと、整備イベント情報をいち早くメールにてお届けいたします。詳しくは、こちらをご確認ください。
編集後記
昨年後半から台風、感染症と、トレイルにとって不穏な日々が続きましたが、ようやく移動自粛も解除され、観光業界も再起に向けて動き始めました。会員の皆様も早く歩きたくてうずうずされているのではないでしょうか。感染症対策に油断は禁物ですが、みちのく潮風トレイルは逃げませんので、みなさまそれぞれの状況にあわせて、安心できるようになったらぜひまた歩きに来てください。スタッフ一同、みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターにてお待ちしております。
