今年はこれまでにないほど早い梅雨明けのニュースに驚かされましたが、その後「戻り梅雨」というあまり馴染みのない言葉とともに雨勝ちのお天気が続くようになりました。先日、宮城県が大雨に見舞われ洪水や土砂災害が発生した際は、私どもにも心配の声をお寄せいただきありがとうございました。幸いにも名取市閖上地区には大きな被害はありませんでした。あらためて御礼申し上げますとともに、被災された地域の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。今月は板橋がメールニュースを担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
目次
- 名取トレイルセンター植樹イベント｜開催報告
- フォトコンテスト｜思い出のトレイル写真を大募集！
- TRAIL GATE｜実店舗の商品ラインナップが充実しました
- 地元の取り組み①｜トレイルタウン・エンジェル制度、地元マップ
- 地元の取り組み②｜「高田トレイルエール」発売開始
- 「第３７回なとり夏まつり」｜閖上地区で12年ぶりの開催です
1. 名取トレイルセンター森づくり｜植樹イベントを開催しました
7月９日（土）に、「名取トレイルセンター森づくり 植樹イベント」を開催しました。
昨年度に引き続き、コロナ禍のため参加者は関係者を中心に地元閖上地区の方々、一部のボランティアさんなど小規模での開催となりました。一般社団法人第二のふるさと創生協会の森づくりアドバイザーである西野文貴氏（林学博士）のご指導の下、東北沿岸に植生する21種の苗木を野営場南側のマウンドに1,170本植樹しました。参加された方は、「閖上に森ができるのを楽しみに、これからも時々通って自分が植えた苗木の成長を見守りたい」と話していらっしゃいました。昨年度道路側のマウンドに植えた苗木はぐんぐんと成長しており、植えられたばかりの一年違いの苗木と比較してご覧いただくことができ、植物の持つ力強さを感じられるエリアになっています。
また、トレイル沿線の県市町村からいただいた記念の苗木に、樹木名が彫刻されたプレートが付きました。植えられている園庭の一部は芝の養生のためにまだ立ち入り禁止になっていますが、野営場に植えられた苗木やプレートは近寄ってご覧いただけます。こちらの樹木も花や実をつけるものから、将来ハンモックが張れるような大木になるであろうものもあります。
トレイル同様、名取トレイルセンターも多くの方々の力で少しずつ育ってきていることを実感し、将来どんな森ができあがるか想像するだけで楽しい気持ちになります。ぜひ名取トレイルセンターにお出かけの際は、園庭にも足を延ばしてゆっくりとご覧ください。
2. フォトコンテスト｜思い出のトレイル写真を大募集！
今年度もフォトコンテストを開催しています。すでに何枚かの素敵な写真を投稿いただいております。投稿作品は、みちのくトレイルクラブHPのフォトギャラリー（https://m-tc.org/community/join/photo_gallery/）に掲載させていただきます。そして、コンテスト入賞作品は，来年度のみちのくトレイルクラブのカレンダーに掲載させていただきます！
なお、写真はみちのく潮風トレイルを題材にしたオリジナルに限ります。下記の応募フォームより投稿ください。皆様の参加をお待ちしています。
フォトコンテストについて詳しくはこちら：https://m-tc.org/community/join/contest/
3. TRAIL GATE｜実店舗の商品ラインナップが充実しました
名取トレイルセンター内のショップ TRAIL GATE（トレイルゲート）に、新しい商品が続々と入荷しました。その一部をみちのくトレイルクラブのインスタグラムやフェイスブックで少しずつご紹介しています。インスタグラムをお使いの方は一度「＃トレイルゲートギア」でハッシュタグ検索をしてみてください。現在20点ほど掲載している魅力的な商品を一度にご覧いただくことができます。
ギアや書籍などの商品はオンラインショップでは取り扱っておりませんが、名取トレイルセンターから遠方にお住いの方は、メール（info@m-tc.org）または電話（022-398-6181）にてお問合せください。在庫状況により通信販売も可能です。店頭取扱商品はこちらに一部掲載しています。https://m-tc.org/shop/ 実店舗へのご来店もお待ちしています！
みちのく潮風トレイルHiking Map Book、DATA BOOK、オリジナル商品はオンラインショップ（https://trailgate.jp/ ）でお買い求めいただけます。売上は全てMCTの管理運営、地域での整備イベント、PR活動に役立てられます。
4. 地域連絡会、サテライト連絡会｜開催報告
みちのく潮風トレイルは環境省、トレイル沿線の4県28市町村、サテライト施設を運営する民間団体などが、官民一体となって管理運営をしています。（運営体制図：https://m-tc.org/about/structure/）
それらの関係者が6つのブロックに分かれ、年に2回集まって巡視結果の報告やそれぞれの取り組みなどについて意見交換する場が「地域連絡会」。6か所のサテライト施設を運営する民間団体と環境省が各ブロックの地域連絡会を振り返って情報を共有し、よりよいトレイルにするために話し合う場が「サテライト連絡会」です。
今年度は6月下旬に第一回地域連絡会が、7月上旬に第一回サテライト連絡会が開催されました。その中で紹介された一例を下記の「地域での取り組み」にてご紹介します。
５. 地元の取り組み①｜トレイルタウン・エンジェル制度、地元マップ
みちのく潮風トレイル沿線上の各地では、みちのく潮風トレイルを活かした街づくりに取り組んでいます。
宮古市では、ハイカーを歓迎する取り組みとして「Trail Town MIYAKO」を、洋野町ではトイレの貸出や水の補給、道の案内、飲食物などを購入する施設や宿泊施設、おもてなしをする人などを「Hirono Trail Angel」と呼び、ハイカーをサポートしています。
また、各地で作られた「地元マップ」も続々と誕生しています。「我が町自慢のここに立ち寄って歩いてほしい！」という熱い想いの詰まったマップばかりで、どれもが魅力的です。小学6年生の子供たちが一生懸命作った地図もあります！みちのく潮風トレイルを歩くために必要な「Hiking Map Book」はもちろんのこと、これらの地元マップを活用し、より思い出に残る楽しい歩き旅をしてみてはいかがでしょうか？
地元マップは今後みちのくトレイルクラブのブログで個別にご紹介していく予定です。
ぜひ楽しみにしていてくださいね。https://m-tc.org/blog/
６. 地元の取り組み②｜「高田トレイルエール」発売開始
陸前高田市観光物産協会様がみちのく潮風トレイルを歩くハイカーにエール（声援）を送りたいと、陸前高田マイクロブルワリー様とコラボビール「高田トレイルエール」を作り、7月25日から陸前高田マイクロブルワリー様のオンラインストアで販売開始となりました。
陸前高田 発酵パークCAMOCY（カモシー）でも販売しているそうです。今回限定200本とのことですので、欲しい方は急いだほうが良いかと思います！歩き疲れた日の最後に飲む「高田トレイルエール」は、きっと身体が最も欲する飲み物ではないでしょうか。（飲酒は20歳から）
https://rikuzentakatabrewery.stores.jp/items/62d8c2dcb5285a68b2a709dc
7.「第３７回なとり夏まつり」｜閖上地区で12年ぶりの開催です
８月６日（土曜）に名取市閖上地区で「第３７回なとり夏まつり」が開催されます。東日本大震災で犠牲になられた方々への鎮魂の思いと復興にご支援いただいた方々への感謝の意を込めて開催されます。
夏まつりは「ゆりあげ港朝市」をメイン会場とし、こどもクイズ大会などのイベントや供養祭、鎮魂の思いを込めた打ち上げ花火が行われます。
打ち上げ花火について上記公式サイトにて有料桟敷席の販売も行われているので是非ご利用ください。
夏まつりに伴い、名取トレイルセンターがある名取市閖上地区では大規模な交通規制（車両侵入禁止：１４：００～２２：００）が行われ、代替えとして近隣駅などからのシャトルバスが運行されます。
当日に名取トレイルセンターへお越しいただく際は、大変混雑が予想され、また交通規制も行われますので徒歩、二輪車または定期バスの「なとりん号」、シャトルバスをご利用ください。
「第３７回なとり夏まつり」についての詳細は公式HPにてご確認ください。
編集後記
今月も最後までメールニュースをお読みいただきありがとうございました。そろそろ「戻り梅雨明け」ということで、全国的に夏本番の暑さになりそうです。高温多湿の中、真夏のトレイル歩きはあまりおすすめしませんが、日傘などで積極的に日陰を作り、水分と塩分をこまめに補給することで、熱中症を予防しましょう。
