みちのくトレイルクラブの板谷です。
みちのく潮風トレイルの舗装道路区間を歩いていて、とても気になってしまうのが道端に捨てられているたくさんのゴミです。車で走っていると気が付かないレベルでも、歩くスピードだと目についてしまいます。
登山道では落ちているゴミはたまに見かけるぐらいなので、ちょこっと拾って帰ることが出来るのですが、道端に落ちているゴミは多すぎてちょっと手に負えません。
いつかあのゴミをなんとかしたい、という思いがずっとありました。
一般的にトレイル整備と言うと、草刈りや崩れたトレイルの修復、倒木の処理といった作業になりますが、名取トレイルセンター直轄エリアは自然歩道区間が少なく、しかも地域の方たちが定期的に登山道を整備してくださっているので、名取トレイルセンターとして行う整備活動は年に数回しかありません。トレイルを歩きやすくするための活動を僕たちも何かもっとしたいよね、という思いも、また別にありました。
そんなことを話し合っている中で、まずはやってみようか、と出てきたのが「クリーンアップ大作戦」、トレイル上の舗装道路のゴミを拾おう、というアイディアです。
そしてその手始めに、まずは名取トレイルセンターのお膝元である名取市区間を綺麗にしよう!ということになりました。
ハイカーが歩いてきて、名取トレイルセンターの周りはなんだかゴミだらけで汚いなぁ、と思われてしまうのも、考えてみたらちょっと恥ずかしいです。
名取市はこうした地域の環境美化清掃活動のためのゴミ収集袋の配布や回収を無料で行ってくれて、こうした活動を推進してくれているというのも後押しになりました。
1回目:5月9日(日)
みちのく潮風トレイル/名取トレイルセンター サポーター(通称グリーンメンバー)の方たちにもお声がけしてご協力をいただきながら、少人数で試験的にやってみました。
約1.5kmのトレイル上のゴミを拾ったのですが、年代物のゴミもあって、なかなか拾い応えがありました。
2回目:7月25日(日)
宮城県在住のグリーンメンバーの方々にお声がけしたところ、急遽な呼びかけ、暑い最中にもかかわらず、11名の方が名乗りを上げてくださいました。
名取トレイルセンターと仙台空港手前のトレイルルート約3kmを、2グループに分かれて南北からゴミを拾っていき、結果20袋ほどのゴミを拾いました。
前回拾った区間にも残念ながら新しいゴミは落ちていて、南北からそれぞれスタートした2グループが落ち合ったのは、ちょうど真ん中くらいでしょうか。
みんなで清掃活動をした後のゴミが一つも落ちていない舗装路トレイルは、見慣れない光景でもあり、とても感動的でした。
念の為に書いておきますが、これは名取市だけが特別に汚い、ということでは決してなく、どこのエリアも同様かこれ以上のゴミが落ちていると思われます。
今後この作戦は、しばらくは少人数で名取市内にて行いつつ、徐々に他の市町村とも調整し、また整備ボランティアにご登録頂いている方たちにもお声がけしながら、継続していきたいと思っています。
みちのく潮風トレイル/名取トレイルセンター サポーター(通称グリーンメンバー)制度や整備ボランティア登録についてはHPをご覧ください。
引き続き、この活動については、当HP、みちのく潮風トレイルFBページ、みちのくトレイルクラブFBページなどでも報告、告知などを行っていきます。
ゴミを拾って道が綺麗になっていき、また、ゴミを捨てる人が減っていくことを願いつつ、今後も楽しみながらこのクリーンアップ大作戦を行っていきたいと思います。