2021年11月13日(土)、気仙沼市にて「みちのく潮風トレイルブロックフォーラムin気仙沼市」を開催しました。
午前中のフォーラムは、初めに碁石海岸インフォメーションセンターの村上航さんによる、みちのく潮風トレイルと気仙沼市区間についての概要発表がありました。
その後、「みちのく潮風トレイルを歩いて気づいた東北の魅力」と題した、ゲストのなすびさんによる講演が行われました。現在俳優、タレントとしてご活躍中のなすびさんですが、ちょうど5年前の11月末から3月末にかけて、みちのく潮風トレイルの当時の開通区間及び今後ルートができるであろう想定区間をセクションハイクで通算44日間をかけて歩かれたことがあるのです。なすびさんは歩いている期間中、東北の当時の復興の様子や、地域の方々との交流の様子を、SNSを通して写真と文章で発信し続けました。
(参考)「なすびが歩くみちのく潮風トレイル」Facebookページ
今回の講演では、その時の写真を上映しながら、東北の沿岸の風景や、励ましの言葉をかけてくれた各地の人々、復興への想いについて触れ、「みちのく潮風トレイルの魅力は歩いて、温かい東北の人々との繋がりができること。是非、多くの人に歩いて欲しいし、歩いて来た方々を温かく迎えて欲しい。」と締めくくりました。
なすびさんとの参加者との交流タイムでは、会場からの質問になすびさんがコミカルに答え、笑いを誘っていました。
午後は、気仙沼大島に移動し、食材の約9割が気仙沼大島産の海産物や野菜という大島特製弁当をいただき、龍舞崎の看板前で全員で集合写真を撮った後、スタートしました。(注:現在このルートは工事中で通行止めとなっており迂回路が設定されていますが、当日は休工日ということもあり、許可を得て通行しました。)
右手に海を見下ろしながら、地形に沿ってアップダウンがある自然歩道を歩きました。岩手県からの参加者は、「宮城県のトレイルルートは初めて歩いたが、こんなに海が近くて綺麗な場所を歩けると思っていなかった」と感激していました。
また、途中の休憩ポイントでは嬉しいサプライズが!
普段から大島のトレイルをボランティアで整備して下さっている地域の方がイベントに参加されていたのですが、なんとその方の奥様がおやつの「揚げパン」を用意して私たちを待っていて下さったのです。沢山差し入れていただいたので、なすびさんのアイディアで「二個目の揚げパン争奪じゃんけん大会」が開催されました(笑)
参加者22名、80代の参加者の方もいらっしゃいましたが、皆さん元気に約5キロの行程をしっかりと歩きました。いよいよゴールの小田の浜が近づき、まだ明るいうちに歩き終えることができました。
参加者の皆さんの笑顔を見れば、楽しさが伝わるのではないかと思います。
参加者の皆さん、ゲストのなすびさん、ご協力いただいた全ての皆さん、本当にどうもありがとうございました。
12月11日(土)には、「みちのく潮風トレイルブロックフォーラム in 洋野」が開催されますので、ご興味のある方は下のリンクをご覧ください。
「みちのく潮風トレイルブロックフォーラム in 洋野」