イベントレポート

みちのく潮風トレイル数珠つなぎハイキング 絶賛開催中!

2023/07/15 みちのくトレイルクラブ
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みちのく潮風トレイルの最南部エリア、宮城県東松島市〜福島県相馬市までの約200kmを、日帰りセクションハイキングで1回10km〜15kmで12回に分けて歩き切ろうというハイキングイベントを企画して開催しています。
各回の開催内容についてはこちらにまとめていますので、公共交通機関を利用してのセクションハイクの計画を立てる上でもお役立てください。

2023年度は4月8日(土)の第一回目を皮切りにして毎月開催し、既に三回目まで終了しましたので、各回の様子を報告します。

第一回 東松島市セクション 

4月8日(土) 約17km 
JR仙石線陸前赤井駅に午前8時30分に集合してスタート、まっすぐのびる北上運河沿いの道などを経て約15km歩いて、午後3時頃に野蒜駅でゴールしました。

このルートを歩く時の楽しみのひとつ、航空自衛隊松島基地から飛び立つブルーインパルスは、残念ながら土日はお休みということで見ることは叶いませんでしたが、途中立ち寄った東松島市大曲市民センターの職員の方たちに温かく迎えていただいたり、参加者の方たち同士の交流があったりと、楽しい一日となりました。

【板谷の勝手におすすめポイント】
・45号線沿いのルートには、コンビニ、ホームセンターがあり補給ポイントとして最適。
B級グルメ(石巻焼きそば)の名店もあるので、時間が合えばランチ等におすすめ。
・大曲市民センターの方たちはいつもハイカーを応援してくださっています。
・矢本海浜緑地はパークゴルフ場、公園が整備されているので、公園でお弁当を広げてのんびりしたランチタイムもおすすめ。
・運河沿いのトレイルルートを少し外れて、たまに堤防の上を歩くのもおすすめ。遠く金華山も見え、波が良ければ波乗りするサーファーがいる。
・野蒜築港跡で、明治時代の一大プロジェクトに思いを馳せる。
・ブルーインパルスの練習を見るなら平日に歩くとチャンスがあるかもしれません。大迫力です!
・鳴瀬大橋を渡ってからの田園風景。アグリードなるせの「のびるバウム」、美味しいです。おみやげにもどうぞ。(土日は定休日)
・自転車ですれちがう高校生たちがとても礼儀正しく、清々しいです。
・野蒜駅近くの奥松島イートプラザで、締めのコーヒーを一杯。スタンプポイントでもあります。

【訪問したハイキングパスポート スタンプポイント】
東松島市大曲市民センター、矢本海浜緑地パークゴルフ場、奥松島イートプラザ

第二回 東松島市〜浦戸諸島セクション 

5月13日(土) 約12km 
前回のゴール、JR仙石線野蒜駅に午前9時に集合してスタート。
この日は青森県から参加の方がいらっしゃいました。

まずは宮戸まで歩き、あおみなから11時にお願いしていた渡船に二隻に分かれて乗船。松島湾の島々を間近に見たり、牡蠣の養殖を見せて教えてもらったり。ただ移動するだけではなく、この地を心から愛している地元の船長さんからお話を聴き、海を近くに見て感じることが出来るこの渡船の体験はやはり素晴らしいです。

寒風沢島を歩いた後、名取トレイルセンターのサポーターとしてもいつもお世話になっている、浦戸諸島に詳しいハイカーのKさんも合流して、トレイルルート以外の見どころも案内してもらいながら、野々島、桂島を歩きました。
桂島午後5時1分発のマリンゲート塩釜行き最終便定期船に乗船、たっぷりと遊んだ感がある一日でした。

【板谷の勝手におすすめポイント】
・野蒜駅の地下通路は、震災後に高台移転地を作るのに山を崩して出た土砂を運び出すベルトコンベアの通路だったそう。そういうことを知ってるのと知らないのとでは違いますよね。
・東松島市震災復興伝承館、近くに復興祈念公園もある。時間をかけて見学したいところ。津波の影響で曲がってしまった線路、旧駅舎を見学することも出来る。
・広々とした野蒜海岸を見ながら堤防上を歩くのも良し。釣りやサーフィンを楽しむ人で賑わいます。ビーチバレーコートもあり。
・宮戸あおみな、ここは宮城オルレ奥松島コースの起終点近いので、オルレを歩く方たちもいらっしゃって、ハイカーが多いです。宮城オルレも楽しいので、ぜひ歩いてみてください。
・浦戸諸島のうち、みちのく潮風トレイルのルートになっている、寒風沢島、野々島、桂島はそれぞれ違う魅力があって、ここでは書き切れず。いろいろと史跡もあるので、深掘りすると歩く時の楽しみが増えると思います。
・個人的には、野々島の宇内浜でのんびりするのが好きです。
・寒風沢島〜宮戸間の渡船は5日前の予約が必要ですので、名取トレイルセンターまでご連絡ください。船長さんによって案内してくださるポイントやお話がそれぞれあるので、それもお楽しみに
・桂島〜野々島間、野々島〜寒風沢島間は、無料の渡船で渡していただけます。島間は市道の扱いとのこと。
・マリンゲート塩釜近くの、ピッツェリア・ラ・ジータ、個人的におすすめです。サポーターズとしてハイカーを応援してくださっているお店でもあります。

【訪問したハイキングパスポート スタンプポイント】
東松島市震災復興伝承館、奥松島遊覧船案内所、塩竈市浦戸諸島開発総合センター、マリンゲート塩釜

第三回 塩竈市、多賀城市セクション

6月10日(土) 約14km
JR仙石線本塩釜駅で午前9時に集合してスタート。
この日は前回に引き続き青森県から参加された方、また、埼玉県から参加された方もいらっしゃいました。

塩竈市の趣がある街並みを楽しみながら歩き、鹽竈神社で少し時間を取ってお参りし、多賀城市に入りました。陸奥総社宮で多賀城市観光協会のボランティアガイドの方と合流、トレイルルートに沿っていろいろと教えていただきました。
史跡の案内文を読んでもいつも理解が出来ない残念なタイプの私も、今回はガイドさんの丁寧でわかりやすい説明をお聴きすることが出来て、かなり理解することが出来ました。
国府多賀城駅前にある東北歴史博物館の庭にお邪魔してランチタイムを取り、松島蒲鉾本舗の工場直売所に立ち寄らせていただいたりしながら、中野栄駅で午後3時30分頃にゴール。

史跡に沿ってルートを通している多賀城市セクションは、ついついルートを追うのに一生懸命になりがちだったのですが、今回ガイドさんのお話を聞くことによって、本来のルートの魅力を掘り下げることが出来たと感じました。

【板谷の勝手におすすめポイント】
・塩竈市のルート上には、駄菓子屋さんや昔のおもちゃを売っているお店があったりして、先を急いで歩くのがもったいないような街並み。ゆっくりとぶらぶらしたい町。
・噂に寄ると、塩竈市は人口に対してのお寿司屋さんの数が日本一とか。
・ゲストハウスみなと丸は、ハイカーに優しいハイカープランもある宿。泊りがけで行くならおすすめしたい宿。
・鹽竈神社は陸奥の国一宮。ぜひゆっくりとお参りを。
・お参りの順番は、多賀城市の陸奥総社宮のお参りの後に鹽竈神社にお参り、というのがあり、その順番を守らないと神様に届かないらしいです(ガイドさんからの情報)。北上ルートで歩くのがおすすめ。
・土日は多賀城政庁跡にボランティアガイドの方が常駐していらっしゃるので、いろいろと教えていただくと楽しいと思います。
・仙石線多賀城駅前にある図書館は蔦屋書店が運営するおしゃれ図書館。スターバックスも併設されていて、ゆっくり一日を過ごしたい場所。
・スタンプポイントにご協力いただいている松島蒲鉾本舗多賀城工場では、密かな人気TV番組「居酒屋新幹線」でも紹介された「お豆腐揚げかまぼこ むう」を購入。美味しかったです。

【訪問したハイキングパスポート スタンプポイント】
多賀城跡管理事務所、史都多賀城観光案内、松島蒲鉾本舗多賀城工場直営店

以上、三回のハイキングイベントの簡単なご報告になります。
この数珠つなぎハイキングは、暑い夏の時期(7月、8月)はお休みして9月23日(土)より再開します。開催日の一ヶ月前からお申し込み受付開始としていますが、お陰さまでその当日に定員に達することが多くなっています。ご参加を希望される方はお早めにお申し込みください。
第四回、第五回の開催内容について、イベント紹介ページに掲載しましたので、こちらをご確認ください。

最後になりますが、(遠方からも)ご参加いただいているハイカーの皆さま、ハイキングイベントに際していろいろとご協力いただいた地域の皆さま、ハイキングパスポートのスタンプ設置についてご協力いただき、私たちを温かく迎えてくださった地域の施設、事業者の皆さまに、厚くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

東松島市HPこちらを御覧ください
塩竈市HPこちらを御覧ください
・浦戸諸島ガイド こちらから
・浦戸諸島 島歩きマップ こちらから
多賀城市HPこちらをご覧ください

著者 : みちのくトレイルクラブ

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