10月も半ばになり、ハイキングに最適なシーズンとなりました。
これから歩かれるハイカーの皆さんに、気を付けていただきたいポイントをいくつかお伝えしたいと思います。
日没の時間に注意
どんどん日の入りの時間が早くなっています。
参考までに、10月15日の大阪、東京、東北各地(みちのく潮風トレイル沿線)の日没時間を見てみますと、
- 大阪:17時24分
- 東京:17時06分
- 八戸:16時55分
- 宮古:16時54分
- 仙台:17時00分
と、各所で時間が違っていることがよくわかります。
みちのく潮風トレイルが通っている東北三陸沿岸部より西側にお住まいの場合、日没時間のイメージが違う場合もあると思いますので、計画を立てられる際にはチェックすることをお奨めします。
これから冬至の時期にかけて、どんどん日が短くなりますのでご注意ください。
一例ですが、日の出・日の入り時間を算出できるサイトもありますので、ご覧になってみて下さい。
計画を立てるにあたって
登山の場合、山小屋に午後3時までには到着すべし、とよく言われています。
みちのく潮風トレイルのハイキングの場合にはそこまでとは言わないまでも、山登りを伴うエリア、自然歩道が多いエリアを歩かれる場合には、日没の30分前には少なくとも舗装路には出ているようにスケジュールを立てることをお奨めします。
日没近くになると気が焦りますし、暗い山道では、道迷い、転倒などの危険も伴います。早め早めの行動が安全です。
また、計画を立てる際に、マップ上の等高線を良く見てください。
通常は4㎞歩くのに所要時間1時間が目安だと思いますが、アップダウンがある場合1時間に1.5㎞程度しか進まない状況もよくあります。
地図を見てそういった点もチェックしながら、計画をたてていただきたいと思います。
持ち物について
ヘッドライトなどの照明器具
何らかの理由でスケジュール通りにその日のハイキングを終わらせることが出来なかった場合、山道、自然歩道、舗装路に関わらず、照明器具は必要になります。
両手がフリーになるヘッドライトが便利ですが、懐中電灯でも良いので照明器具を携帯しましょう。
また、暗くなってから舗装路を歩かなければいけない時、反射板等があると自動車に対して存在を示すことが出来て便利です。
レインウェア
みちのく潮風トレイル上では、雨が降ったときでも傘を差して歩くことが多く、レインウェアを着る機会は少ないかもしれません。
しかし、上り下りが激しい山道や自然歩道などでは、レインウェアの方が効果的な場面もあります。雨による体温低下は、低体温症を引き起こす可能性もありますので、そういったエリアに足を踏み入れる場合、登山の装備に準じてレインウェアの携行をお奨めします。
防寒具
日中が汗ばむ陽気だったとしても、気温が一気に下がる場合があります。
これからの季節、一枚防寒対策の洋服を備えることもお考えください。
携帯電話充電器
行動時間が長くなってしまった場合でも、充電器があると安心出来ます。
5000mAh程度のバッテリーであれば、様々なスマートフォンを1度満充電できます。
以上、これからのハイキングシーズンに向けての注意点をお伝えしました。
装備を軽くして動きやすくすることは大切ですが、特に山道、自然歩道エリアを歩く場合、山登りに準じて必要な物は携行していただきたいと思います。