いつも応援いただきありがとうございます。NPO法人みちのくトレイルクラブの森です。
暖かくなってきたと思えば、ここ数日また冬の寒さが戻ったようで、この原稿を書いている名取トレイルセンターの庭にも、今朝は季節外れの雪が積もっていました。
まさに三寒四温の気候ですが、眼の前に迫った春を楽しみにしつつ、今月もメールニュースをお届けします。
目次
- 4月から野営場が正式オープンします。オープン記念に、高橋庄太郎さんのトークイベントも開催!
- 石巻と名取でブロックフォーラムを開催しました
- 「こちら名取トレイルセンター仙台駅前出張所!」S-PAL仙台にブース出展しました
- みちのく潮風トレイル ハイキングパスポートの販売を開始します
- みちのくトレイルクラブオリジナル「みちのく潮風トレイルカレンダー」ができました
1. 4月から野営場が正式オープンします
昨年の10月29日にプレオープンした野営場ですが、約半年の試用期間を経て、いよいよ4月1日から正式にオープンします。
おかげさまで週末はフリーサイト・オートサイトともに予約枠が埋まる日もあるなど、大勢の方にご利用いただいております。日によってはテントの展示場のような光景を見ることができるようになりました。
会員の皆さま、メールニュース読者の皆さまの中にも、すでにご利用いただいた方がいらっしゃるかもしれませんが、ご利用いただいた皆さまのご意見をもとに、4月から新料金・新プランでの運用を開始します。
暖かくなり、外で遊ぶのが気持ち良い時期になってきました。ぜひぜひ野営場でのキャンプをお楽しみいただければと思います!
野営場についての詳細はこちら
また、野営場の正式オープンを記念して、宮城県仙台市出身の山岳・アウトドアライターの高橋庄太郎さんをゲストにお迎えし、4月16日(土)に名取トレイルセンターでトークイベントを開催します。
第一部はトークイベントで高橋さんにキャンプの面白さについてお話を伺い、第二部では野営場で高橋庄太郎さんと一緒にテント泊をしながらの懇親会を実施する予定です。お申し込み方法などは詳細はこちらのHPをチェックしてください!
2.石巻と名取でブロックフォーラムを開催しました
全線開通した2019年から、みちのく潮風トレイルの沿線上各地でブロックフォーラムを開催してきました。最終年度となる今年度は、岩手県岩泉町、田野畑村、洋野町、宮城県気仙沼市にて開催してきましたが、去る3月12日に牡鹿半島ビジターセンター、3月19日に名取トレイルセンターを会場として開催しました。
当日の様子はどちらもYouTubeにてご覧いただけます。どちらもみちのく潮風トレイルを歩く上で役立つ情報が満載ですので、お時間があるときにご覧いただければと思います。
■宮城県石巻市、女川町ブロックフォーラム
(開催場所:牡鹿半島ビジターセンター)
【第一部】:南三陸・海のビジターセンター/石巻・川のビジターセンターのスタッフが撮影した動画を流しながら、石巻市、女川町のルートの魅力を紹介していただきました。
【第二部】:「ヒルは木から落ちてこない。」(山と渓谷社)の著者、樋口大良さん、子どもヤマビル研究会の皆さまにオンラインで登壇していただき、「トレイルを悩ますヤマビルを知ろう!」をテーマにトークが展開されました。
YouTube Liveはこちら
■名取トレイルセンター ブロックフォーラム
【第一部】:2021年夏からセクションハイクでみちのく潮風トレイルを歩き続けているハイカーのご夫婦、濱口哲さん、濱口聡子さんをゲストスピーカーに迎えて「私たちが歩き始めたみちのく潮風トレイル」というタイトルで、お二人が歩き始めたきっかけや、楽しみ方についてお話いただきました。ご夫婦にとっては初めてのロングトレイル 。歩きながらトレイルの魅力に気づいていくお二人の話は、1,000キロという距離にちょっと躊躇してしまう皆さんにもぜひ聴いていただきたいです!
第二部:Hiker’s Depot代表で当法人の理事でもある、土屋智哉からは「1,000kmの歩き方」というテーマで、土屋自身が使っている道具や、その選び方について、なかなか聞くことができない貴重なお話をしていただきました。ウルトラライトハイキングの第一人者として知られる土屋。道具を詰めたバックパックの重量はなんと3kg!!(水・食料除く)という超軽量で、参加者の皆さんも驚かれた様子でした。ハイキング初心者ながらに、昨年全線踏破を果たした仙台のハイカーさんからは、「歩く前に聞きたかった・・・」とのコメントも。
初心者の方でも歩き慣れた方でも楽しんでいただけるよう、トレイルセンターでは、これからもハイキング文化を発信していきます!
YouTube Liveはこちら
3.「こちら名取トレイルセンター仙台駅前出張所!」S-PAL仙台にブース出展しました
みちのく潮風トレイルをより多くの方に知っていただくため、2月25日(金)〜27日(日)の間、仙台駅隣接のエスパル仙台にて、みちのく潮風トレイルの特設スペースを設け、環境省レンジャーの皆さんと名取トレイルセンタースタッフによるPR活動を行いました。足を運んでいただいた皆さま、ありがとうございました。
期間中にお配りした抽選券を、みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンターまでお持ちいただくと、5月下旬まで「ハイキングマップブック」や「Tシャツ」などのオリジナルグッズが当たる抽選会に参加いただけますので、ぜひトレイルセンターに遊びに来てください。
4. みちのく潮風トレイル ハイキングパスポートの販売を開始します
いよいよ4月から「みちのく潮風トレイル ハイキングパスポート」の販売を開始します。2月からモニターの皆様がパスポートを手に各地のスタンプを集めたり、出会った方との写真をアップしたり、ノートに旅の工程を書き綴ったりする様子をSNS上でご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれません。モニターの皆さま、ご協力ありがとうございました。
このパスポートは、いわゆるスタンプラリーとして景品を求めることが目的なのではなく、皆さんが歩く旅をする中で出会った風景、スタンプを押した場所で地元の人と交わした会話、絵柄に込められた地域の想い、そんな旅の記憶を綴って東北沿岸で過ごした時間をいつまでも手元に残してもらえることを願い作りました。
パスポートに押すためのスタンプは、地域のたくさんの施設やお店などにご協力いただき、置かせていただいております。自治体や観光協会さん含め、オリジナルのスタンプを作ってくださっているところも増えています。こんなスタンプもあるんだ!!とNPOのスタッフも知らなかったようなスタンプがSNSにはたくさん上がっています。
ぜひハイキングのお供にパスポートをお持ちいただき、地域の方とのコミュニケーションのきっかけとしてご活用いただければと思います。皆さんがこのパスポートを持って歩いていただくことで、地域の方々の参加も更に進むと思います。みんなで育てるみちのく潮風トレイル、盛り上げていただければ嬉しいです。
ハイキングパスポートに関する詳細はこちら
*コロナウィルス感染拡大防止のために取られている措置については、各自治体の方針をご確認いただき、ご配慮いただければ幸いです。
5.みちのくトレイルクラブオリジナル「みちのく潮風トレイルカレンダー」ができました
みちのくトレイルクラブのHPで展開している「フォトコンテスト」。昨年の9月末までにご応募いただいた写真を掲載した「みちのく潮風トレイルカレンダー(4月始まり)」が完成しました。
トレイル歩く中で出会う風景や動植物、みちのく潮風トレイルを支えてくださる地域の方など、みちのく潮風トレイル上の時間と空間を感じられるカレンダーになりました。
カレンダーに写真を採用させていただいた皆様、会員の皆さまなどには、近くお届けさせていただきます。。
また、今年度制作したカレンダーは、名取トレイルセンターで無料頒布もいたします。部数に限りはありますが、ご自由にお持ちください。
「フォトコンテスト」に写真をご応募いただいた皆様、誠にありがとうございました。
今後、カレンダーは毎年制作していく予定ですので、ぜひ、みなさまフォトコンテストにお気に入りの一枚をお寄せください。ご応募はこちらから!
編集後記
3月16日に福島県沖で、18日には岩手県沖地震で、大きな地震が発生しましたが、皆さまお怪我などなさっていないでしょうか。
私たち職員と、みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンターには幸いにも目立った被害はありませんでした。
新型コロナウイルスに地震、その後の節電要請など、気を抜けない出来事が続きますが、どうか皆さまもお気を付けてお過ごしください。
今月も最後までメールニュースをお読みいただきありがとうございました。