今年4月から名取トレイルセンター館内で開催中の写真展「みちのく3740 ~やって来る峠、遠ざかる港~」ですが、大変好評につき今年度末(2023年3月末)まで会期が延長されることになりました。
会期延長につき25枚の写真が追加(一部差替え)されましたので、以前写真展をご覧になった方も、是非もう一度足をお運びください。
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「みちのく3740 ~やって来る峠、遠ざかる港~」
2年前の夏だった。青森から福島まで続くという自然歩道の、パンフレット用の写真撮影をした。その時初めて、1000㎞の歩く道がある事を知った。
これまで随分と旅をしてきた。最初は、旅をする事そのものが目的の放浪だった。写真を撮る事を生業にしてからは、撮影を目的に旅を重ねてきた。ヒマラヤやチベットも歩き、いくつもの国境を越え、数えきれない街を歩いてきた。それでも、純粋に歩く事を目的とした旅は、初めてだった。
「みちのく3740」、北緯40度から37度。
私のみちのく潮風トレイル、47日間の記憶。
岩間 幸司
1962年岩手県釜石市生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。
大学時代にのべ3年、アジア、中近東、アフリカを放浪。
新田健二写真事務所アシスタントを経て90年フリーランスに。活動の拠点をパリに移す。
95年帰国。その後も海外、国内の旅を中心に撮影、現在に至る。
日本写真家ユニオン会員
